抗酸化物質〜活性酸素

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抗酸化物質

活性酸素の攻撃から人間の体を守ってくれ抗酸化物質には、大きく分けると「酵素」「ビタミン」「植物栄養素」の3種類があります。

 

酵素
酵素は体内でたんぱく質とミネラルから合成され、ビタミンよりも形が大きく複雑な物質です。
抗酸化酵素は次の3種類です。

 

SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)
SODは、亜鉛、銅、マンガンから作られていて、活性酸素の1種である、スーパーオキサイドを、酸素と過酸化水素水に分解する働きをもっています。
SODだけの抗酸化作用では、過酸化水素水が発生するため、他の2種との連携が必要です。
個人差はありますがが、40歳以上になると急速に体内より失われる酵素です。

 

グルタチオンペルオキシターゼ(GSH-Px)
肝臓で生成される非常に強い抗酸化物質で、SODが発生させた過酸化水素水を水と水素に分解してくれます。
この酵素の主成分がセレニウム(セレン)で、体内に十分なセレニウムが存在しないと、酵素の生成が十分にできなくなります。
また、仕事を終えたビタミンCを元に戻す能力もあります。

 

カタラーゼ
グルタチオンペルオキシダーゼ同様に、過酸化水素水を水素と水に分解します。
カタラーゼは、鉄やマンガンなどから作られています。
グルタチオンペルオキシダーゼと共に、過酸化水素消去酵素とも呼ばれています。

 

 

この3種類の酵素が関連しあって活性酸素を消去していきます。
これら抗酸化酵素を作るためには、亜鉛・銅・鉄・マンガン・セレニウムの5種類のミネラルに加え、酵素やたんぱく質が必要になります。
体内にこれらの抗酸化酵素の原材料が十分にないと、体は抗酸化酵素を作ることができなくなります。
また加齢により抗酸化酵素の生産量が低下します。

 

 

ビタミン
ビタミンA
脂溶性のビタミンで、他のビタミン同様の抗酸化作用があり、特に、肌や粘膜などの抗酸化に有効です。
ただし、過剰症があるので、必要なだけ体内でビタミンAに変わるβカロテンでの摂取がよいでしょう。

 

ビタミンE
脂溶性のビタミンで、不飽和脂肪酸が主材料である細胞膜や核膜などの生体膜に多く存在し、酸化するのを防ぎます。
活性酸素を分解するといった事ではなく、安定化させて発生を抑制します。

 

ビタミンC
水溶性のビタミンで、細胞の外側や細胞質、ミトコンドリア内の液体、血漿中などに多く含まれ酸化を防ぎます。
また、抗酸化作用を終えた、ビタミンEを元の状態に再生する能力もあります。

 

コエンザイムQ10
心臓に多く存在する、生命活動に非常に重要な栄養素です。
正確にはビタミンではなく、ビタミン様物質の仲間で、体内で合成する事が可能です。
しかし、コエンザイムQ10は加齢と共に減少するため補給が必要です。
活性酸素を撃退する抗酸化物質として、ビタミンEが有名ですが、細胞脂質の酸化を最も防止するビタミンEは、コエンザイムQ10がないと抗酸化力が発揮できないどころか、逆に酸化を促進してしまうのです。

 

植物栄養素
代表的なものを紹介します。

 

カテキン
緑茶などに含まれることで有名な抗酸化物質です。
過酸化水素が金属イオンと反応した際に発生する、ハイドロキシラジカルという活性酸素を、カテキンは消去してくれます。
カテキンと言っても種類が色々あり、その中でもEGCG(エピガロカテキンガレート)が最も抗酸化力が高いという研究結果が発表されています。

 

カロテノイド
カロテノイドとはトマトや人参、カボチャ、ほうれん草など色の元になる色素のことです。
代表的なカロテノイドは、βカロテン、αカロテン、リコピン、ルティン、ゼアキサンチンの5種類です。
リコピンはトマトやスイカの赤色の色素で、βカロテンの約2倍の抗酸化力(一重項酸素消去能力)があります。
ゼアキサンチンはカボチャやオレンジに含まれる黄色の色素です。
ルティンは、ほうれん草やカボチャに含まれるカロテノイドで、主に目の網膜に多く存在し抗酸化の働きをしています。
目の酸素による色々な病気は、目の中のルテインが減少して起こっています。

 

アントシアニン
ブルーベリーやアヤムラサキという種類のサツマイモに含まれている紫色の色素で、視神経の働きを支えているロドプシンという色素の再合成を促して、疲れ目を改善し、視力を向上させます。

 

イソフラボン
大豆胚芽に特に多く含まれるフラボノイドの一種です。
女性ホルモンに化学構造が似ているため植物性エストロゲンと呼ばれ、その代表格として大豆に含まれる大豆イソフラボンが知られています。

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